🦷 はじめに|むし歯ってどのくらいの人がなっているの?
「むし歯は子どもに多い」と思われがちですが、実は大人になってからも多くの人がむし歯を抱えています。
今回は、年齢別のむし歯の実態データをもとに、どの年代でどれくらいむし歯になりやすいのかを見ていきます!
📊 年齢別むし歯の割合|子どもから大人までの実態データ
厚生労働省の「歯科疾患実態調査」や文部科学省の「学校保健統計調査」によると、以下のようなデータが報告されています。
👦 子どものむし歯罹患率(5~17歳)
年齢 | むし歯有病者の割合(%) |
---|---|
5歳 | 26.49 |
6歳 | 33.05 |
7歳 | 40.26 |
8歳 | 46.03 (最多) |
9歳 | 45.59 |
10歳 | 39.26 |
11歳 | 30.13 |
12歳 | 28.33 |
13歳 | 29.66 |
14歳 | 33.13 |
15歳 | 34.85 |
16歳 | 39.88 |
17歳 | 44.52 |
📌 子どものむし歯は8歳がピーク!
5歳から増加し、8歳で約46%がむし歯を経験😭‼️ その後、一度減少するものの、13歳以降は再び増加傾向にあります。
👨 大人のむし歯罹患率(永久歯)
大人のむし歯罹患率を見てみると、20代以降はかなり高いことがわかります。
年齢層(歳) | むし歯有病者の割合(%) |
5~9 | 2.5 |
10~14 | 31.7 |
15~19 | 44.9 |
20~24 | 71.2 |
25~29 | 84.2 |
30~34 | 92.0 |
35~39 | 92.8 |
40~44 | 97.4 |
45~49 | 99.3 |
50~54 | 98.7 |
55~59 | 99.3 |
60~64 | 98.3 |
65~69 | 99.1 |
70~74 | 94.8 |
75~79 | 90.3 |
80~84 | 85.7 |
85歳以上 | 83.8 |
📌 20代から急増!40代以降はほぼ全員がむし歯に!
特に40歳以降は、ほぼ100%の人がむし歯を経験している状況です。
📉 【グラフ】年齢別のむし歯罹患率の推移
以下のグラフは、年齢ごとのむし歯罹患率を可視化したものです。
🦷 むし歯の年齢別罹患率の傾向。
📌 子どものむし歯罹患率
- 5歳から増え、8歳でピーク(約46%)
- その後、一度減少するが、13歳以降は再び増加
📌 大人のむし歯罹患率
- 20代から急増(70%以上)
- 40代以降はほぼ100%の人がむし歯を経験
- 高齢になるとやや減少(85歳以上では83.8%)
🦷 むし歯を防ぐための3つのポイント
むし歯にならないためには、年齢に関係なく毎日の口腔ケアが重要です!
✅ 1. 正しい順番で歯を磨く
「フロス → 歯磨き → 舌磨き → マウスウォッシュ」の順番がベスト!
✅ 2. 定期的な歯科検診を受ける
日本では1年に1回の受診が推奨されていますが、理想は半年に1回です!
✅ 3. 砂糖の多い飲食を減らす
ジュースやお菓子を控えめにし、食後はすぐに口をゆすぐ習慣をつけましょう!
📝 まとめ
- 8歳で子どものむし歯がピーク(46%)
- 20代から急増し、40代以降はほぼ100%がむし歯に
- 適切な口腔ケアと歯科検診で予防が可能!
むし歯にならないために、今日から正しい口腔ケアを習慣化していきましょう! 🦷✨
📌 参考にした調査年度
厚生労働省「歯科疾患実態調査」 → 令和4年(2022年)
歯科疾患実態調査は6年ごとに実施されており、最新のものは令和4年(2022年)の調査結果です。次回の調査は令和10年(2028年)に予定されています。
文部科学省「学校保健統計調査」 → 令和5年(2023年)
毎年実施されている調査で、最新のデータは令和5年度(2023年度)のものです。全国の幼稚園、小学校、中学校、高等学校の児童・生徒の健康状況を調査し、う蝕(むし歯)や視力低下などの健康課題を明らかにしています。